「直感」が引き寄せた出会い
#MUSIC#STYLE

音楽にはじまり。

「直感」が引き寄せた出会い

VOLUME.13

「あなたの好きな音楽を教えてください。」
詳しい人も、またそれが人並みな関心だったとしても、
ふと思い起こせば、音楽は人生のさまざまなことと結びついているものだと思います。
音楽と失恋、音楽と洋服、音楽と―。
第13回は、MHL大宮ルミネ店につとめる小林巧さん。アルバムのジャケットや曲のイントロなど、
出会った瞬間の衝撃や胸騒ぎを大切に、自らの「直感」で楽しむ音楽のお話です。

Illustration by Kayo Yamaguchi
Interview by Soya Oikawa (ANGLOBAL)
Edit by Runa Anzai, Uno Kawabata (kontakt)

中学生の頃、ハマっていたのが、CDの「ジャケ借り」でした。当時、近所のTSUTAYAに入り浸っては、ピンとくるジャケットを見つけて、毎日のようにレンタルしていました。帰宅して聴いてみて想像通りだったこともあれば、もちろん全然違ったことも。でも、写真だったりグラフィックだったり、さまざまなアートワークが並ぶ中から、好奇心や直感だけで選び、思いがけない名盤に出会ったり、失敗したりという、直感を駆使した音楽の選び方に醍醐味を感じていました。

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それから10年ほどたち、最近は、Spotifyなどのサブスクリプションサービスを利用して音楽を聴くことも増えました。音楽を聴き始めたときは自分の「目」を頼りに選んでしましたが今は「耳」やおすすめに出てくる音楽からお気に入りを見つけやすくなりました。短い時間でたくさんの作品に触れらるという便利さに魅力を感じつつも、中学生の頃に感じた「出会い」の醍醐味を味わいたくて、ついに今年の春にレコードプレイヤーを購入しました。そして、レンタルショップで「ジャケ借り」していたころの直感的な感覚を思い出しながら、レコードショップに出向くことも増えました。お店に行くとレコードがジャンルと年代ごとに分けて陳列されているので、知らず知らずのうちに音楽の歴史背景を知ることができるのも楽しいです。最近はレゲエやスカに興味があり、ついつい「ジャケ買い」したのが「THE SKATALITES」の『FOUNDATION SKA』。ジャケットの鮮やかなカラーリングが良いんです! それに、後々このアルバムがスカの決定版的な作品のひとつであることを知り、自分の「ジャケ買い運」の強さについ嬉しくなりました()

https://youtu.be/U9rZ-SxG1Uw

それからもうひとつ、最近ジャケ買いした、「Jitwam」の『enhante』もお気に入りのひとつです。モノクロのジャケット写真に、読み方のわからないアーティスト名がなんだかミステリアス。それでいて、聴いてみたらR&Bからソウルまで様々なジャンルをクロスオーバーした音楽で、今の自分の気分にぴったりで大好きになりました。

レコードもCDもサブスクリプションも。音楽の出会い方はさまざまです。でも、こんな便利な時代だからこそ、自分の「直感」に任せてみるのも良いのではないでしょうか。

  
  • 小林巧

    東京生まれ宮崎育ち。2018年アングローバル入社。趣味はプロ野球観戦で特に日本ハムを応援している。また競馬、映画鑑賞、飲みに行くことが好きで三軒茶屋と下北沢に出かけることが多い。ボロボロのヴィンテージスウェットが好き。