「おりがみミュージアム」
#LOCAL

より道のススメ | 墨田・浅草編

「おりがみミュージアム」

VOLUME.1

アングローバル社のスタッフが、自身の勤務地や、
住んでいる地域の素敵なスポットを紹介する連載「より道のススメ」。
隅田・浅草編を担当するのは、MHL中目黒の店長を務める天野文絵さん。
彼女にとってこのエリアは、子どものときから今も生活の拠点を置く地元です。
古き良き下町としての魅力を残しつつ、観光地として変化を続け、
日本全国、さらには外国人のかたも受け入れてきた墨田・浅草の、
個性豊かなお店やスポットを紹介していきます。

Select by Fumie Amano (ANGLOBAL)
Photography by Hiroyuki Takenouchi
Edit by Yoshikatsu Yamato (kontakt)

平らな紙が、これほど立体的なものになるなんて。「東京おりがみミュージアム」には、まるでジオラマのようで、ストーリー性をも感じられる繊細な世界がある。よく見ると、その1つ1つは緻密に折られた「おりがみ」なのだ。

折紙愛好家の会員組織の団体である日本折紙協会運営のもと、2010年にオープンしたこのミュージアムは、おりがみ作品を展示するほか、関連図書を集めた資料室や、おりがみ教室を開催している。ショップが併設されており、豊富な色柄のおりがみや、会員誌の『月刊おりがみ』や書籍の販売も行う。

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ここで制作・発行している『月刊おりがみ』編集長の青木伸雄さんは、日本で育ったほぼ全てのひとが折り紙を折ったことがあり、海外の方の呼びかけもあって、折り紙は「ORIGAMI」として世界での知名度も高い造形文化だと話す。

「ミュージアムを通して伝えたいことのひとつは、いろいろなおりがみ作品を組み合わせる楽しさです。たとえば、動物をひとつ折ってみます。モチーフを単品で完成とする楽しみはもちろんありますが、テーマや状況を決めていくつかの種類を作ってみてください。ジャングルにいるような動物たちと木を作って組み合わせると、世界が出来上がってくるようでワクワクしませんか。家族や友人と共作をしても、楽しいかもしれません。おりがみを単品で完成とせず、組み合わせる楽しみ方をぜひおすすめしたいですね」。

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今回、隅田・浅草エリアのより道スポットの紹介をする天野さんは、手元に紙があると、折りたくなって、ついうずうずしてしまうという大のおりがみ好き。

「おりがみが好きになったきっかけは、小学生のとき放課後に通っていた学童保育で出会ったおじいちゃん先生。さまざまな折り方を教えてもらい、日々熱中していました。今回、展示されている作品の細やかさに刺激されて、私もおりがみを極めてみたくなりました!」。

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「さまざまな道具を買い揃えることなく、1枚、紙があれば楽しめるおりがみ。ひらっとした1枚の紙が、手先に神経を集中させながら折っていくごとに、あるモチーフに近づいて、最後のひと折りをして完成する瞬間は、シンプルな作業でありながら、大きな達成感があるんですよね。ひとりで黙々と集中すれば、頭もスッキリして、リラックスにも。これからも趣味として楽しんでいきたいです」。

トップ画像の折り紙作品は

タイトル:『ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」にチャレンジ』

制作・構成:ひょうご夢づくり工房

  
  • 東京おりがみミュージアム

    東京都墨田区本所1-31-5

    9:30〜17:30

    祝日(土日を除く)休

    TEL 03-3625-1161

    ※資料室は会員のみ利用できます

  • 天野文絵

    下町生まれ下町育ちの生粋の江戸っ子。煎餅が大好きで趣味は街歩き。最近の日課はストレッチすることで、朝は体が軽くなり今日も頑張ろうという気持ちになる。近所の散歩はそれまで通ったことのない道を歩いて、新しい発見や気になるお店に出会うのが楽しい。仕事で心がけていることは平常心を保つこと、前向きでいること。最近の関心は環境問題。