
イギリスから旬が来る。
3月 | ありのままの素材に添える「気持ち」
VOLUME.5
MARGARET HOWELL CAFEには月ごとのシーズンメニューがあります。
それは、イギリスから届いたレシピをもとに、
キッチンスタッフが日本の食文化に合わせてアレンジしたもの。
今月も終わりか、と、過ぎた日々を振り返るときも、
新たな月のはじまりに、習慣を切り替えて前を向くときも、
旬のメニューなら、その季節の気分や体調にフィットするはず。
あるときは現場で、あるときは裏方に徹しながら、
カフェを率いるアングローバルスタッフ三辺貴男さんの声で、
イギリスから届く季節のメニューを紹介します。
みなさんこんにちは。
マーガレット・ハウエル カフェの三辺です。
3月に入り、あたたかな陽気を感じる日も増えてきました。カフェでは春から夏にかけてのメニュー構成に取り組んでいる最中です。地理的に日本と似ているイギリスの、おいしい食生活を感じていただけるよう、キッチンスタッフがあれこれ思案する創造的な時季でもあります。それでは今月のシーズンメニューを。ひとつひとつ丁寧に「おいしい」を手作りしていきます。

ストロベリー ショートケーキ ¥780(神南)
イギリスで「ショートケーキ」といえばこちら。スコーンのような形のビスケットを上下に割って、自家製のイチゴのマリネと生クリームをはさんでお出しします。サクサク食感の生地に、しっとりとしたマリネをたっぷり染み込ませて一緒にお召し上がりください。
またカフェでは「ヴィクトリアスポンジ」というデザートがあります。日本ではこちらの方が“イチゴのショートケーキ”というイメージですね。どちらもおいしいのは間違いありませんが、ご注文の際にはご注意ください。

チキンとベジタブルのプレート ¥1,600(神南)
コクと酸味が絶妙で、どんどん食が進むこのプレート。その秘密はチキンとサラダをつないでくれるホワイトドレッシングにあるんです。カフェで使用するドレッシングやマヨネーズはすべてが自家製。少ない食材数でシンプルに調理する場合、ひとつひとつの素材の選択が大事になります。これはマーガレット・ハウエルのものづくりに通じるところでもありますね。自家製にすることで添加物の少ない健康的な食材と、充分な量をコントロールすることができます。日持ちはしませんが、少しでも健康的にお腹を満たしてほしいという気持ちを込めてお作りしています。


ルイボスティー ¥780(全店)
お客様からのご要望でカフェインの入っていないティーを探していたところ、イギリスから届いたのがこちらのルイボスティー。茶葉にベルガモットオイルを着香させています。アールグレイティーでお馴染みの柑橘系の香料です。シチリア産の天然のベルガモットなので、嫌味のない自然な風味を安心してお楽しみいただけます。

またご自宅で楽しむ場合は、こちらの茶漉し付きのブラウンベティがおすすめです。マグカップで2杯分とたっぷり淹れられるし、茶葉が細かいので短い時間でしっかりと味も風味も出ますよ。朝の慌ただしい時間でもお手入れが簡単にできるのが魅力ですね。
ということで、最後におすすめのティーレシピをご紹介して終わりにしたいと思います。
また次回、お会いしましょう。
―マグカップ2杯分のレシピ―
ルイボスティー:7g
沸かしたての湯:700ml
蒸らし時間:2分
茶漉しを外してできあがり。
お好みでミルクを多めに入れてください。お砂糖を使っていないのに甘さを感じますよ。

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