MARGARET HOWELL | THE MAKING OF A SHIRT
#MARGARET HOWELL#SHIRT

NEWS ANCM

MARGARET HOWELL | THE MAKING OF A SHIRT

VOLUME.39

Text by Coco Tashiro (MARGARET HOWELL / TSI)
Photography by Daisaku Kikuchi

ARCHIVE

マーガレット・ハウエル神南店では1021日(木)までの期間、ロンドン北部エドモントンの自社工場で作られる、<エドモントンシャツ>の魅力を特集した店内演出を行っています。

これまでもエドモントンシャツは毎シーズン数型ずつ発売されてきましたが、今回のような店内演出や、シャツの製作工程を記録したショートフィルムを発表するのは初めての試みです。私たち神南店スタッフにとってもワクワクすることで、ショップの営業時間後に行われたディスプレイ切り替えのための作業も、要した時間とは裏腹にあっという間に感じられました。

そして翌朝、太陽に照らされたショップは、昨夜とはまた違った印象に見えました。正面のウィンドウでは、宙に浮いた白いレギュラーカラーのシャツが両手を広げて出迎えてくれています。

後ろの壁一面はシャツのパターンを用いたグラフィカルな背景です。「このパターンは、右前の身頃にあたる部分かな?」などと想像したくなります。白を基調としたこのウィンドウには、マーガレット・ハウエルの飾らない潔さを感じることができます。

922MHL_6.JPG

店内に入るとすぐ、目に飛び込んでくる6体のトルソー。普段は全身のアイテムを着せ付けるのですが、今回の展示ではシャツのみを着せています。そのトルソー6体がまっすぐ正面を向いているので、いつもとは違った雰囲気です。

さらに店内中央には、映像作家「エミリー・リチャードソン」とコラボレーションしたショートフィルム『THE MAKING OF A SHIRT』を映し出すモニターが、横一面にパターンをプリントした壁に埋め込まれています。

左手のラックには、シャツだけが10枚ほど並びます。もちろんすべてがエドモントンシャツ。ショップに足を運ぶと、ズラリと並んだ特別なシャツの中から、
「運命の1枚」に出会えるかもしれません。

また、マーガレット・ハウエルのオフィシャルウェブサイトでも公開している『THE MAKING OF A SHIRT』のショートフィルムでは、シャツを作る職人の細かい作業のなかに光る、素早く的確な手さばきを見ることができます。

その中で私が特に好きなシーンがあります。緑のまち針を生地に立て、その目印に向かって生地を折り返します。そこに素早くアイロンをかけ、またそれが終わるとリズミカルにまち針を外していきます。この白い生地の上には職人にだけ見える完成図があり、一切の迷いもない手の動きに彼女の技術と長年の経験を感じてしまいます。

平たい生地が少しずつ立体になっていく様子を収めたこの映像を、ショップの演出とともにぜひご覧ください。

オフィシャルウェブサイト内「FROM JINNAN」で紹介されたエドモントンシャツのページはこちら

ARCHIVE

  
  • 田代呼子

    2014年入社。6歳からバレエを習いはじめ大学ではコンテンポラリーダンスにのめり込むなど、社会人になるまで踊ることにほとんどのエネルギーを注ぐ。ソフィア・コッポラとローカル映画館を愛し「下高井戸シネマ」や「飯田橋ギンレイホール」がお気に入り。