
イギリスから旬が来る。
1月 | カラダもよろこぶ、いたわりの3品
VOLUME.15
MARGARET HOWELL CAFEのシーズンメニュー。
それは月ごとのイギリスからのレシピをもとに、
日本の食文化にあわせてアレンジしたものです。
食材の豊かな味わいを信じて手間ひまを惜しまず、
一皿ひとさら丁寧に作られる自慢の料理たち。
ひと口で気持ちがほぐれ、ふた口で身体があたたまり、
あっという間にごちそうさま。
そんな四季折々の暮らしにやさしく寄り添った旬のメニューを、
カフェの現場から、心をこめてご紹介します。
みなさま、あけましておめでとうございます。
マーガレット・ハウエル カフェの小栗です。
新しい年の始まりとして1月は、澄んだ空気を思いっきり吸い込んで、気持ちがすっきりする日々が続きますよね。
私たちもつかの間のお正月休みを経て「今年もよろしく」とお店にご挨拶。エスプレッソマシンやオーブンたちの、まだゆっくりしていたい気持ちを感じつつ、丁寧に電源をつけていきます。スコーンやビスケットもたくさん焼きましょう。「いい香り〜」なんて言って、アパレルスタッフのみんながやってきました。香りだけで何を焼いているかわかってしまうのだから、驚きです。いつもと変わらない新年を過ごしながら、私はそんなたわいもない日常が、あらためて好きなのだと気が付くのでした。さぁ、今年も始めていきましょう!

カブグラタン ¥1,600(神南店)
トロッとしたカブがゴロゴロと入った、シンプルなグラタン。冬の定番です。カブは1度オーブンでじっくりローストします。甘さと旨味がギュッと詰まって、チーズ入りのホワイトソースと相性バッチリ。それからパン粉をかけて仕上げのオーブンへ。焼き加減が難しいので、数分ごとに状態を確認します。カブの歯応えとトロッと感をどちらも楽しめるように腕の見せ所でもあります。またカリッとした自家製のパン粉は、見た目と食感のアクセントにもなっています。

このグラタンを初めて食べた時に、「カブってこんなに甘くて美味しいんだ」と驚いたことを覚えています。淡白な味ゆえに、メインとして扱われることが少ないカブを主役にさせた、おもしろいメニューだと思いました。カブの可能性を感じましたね。

ベーコンチーズサンドウィッチ ¥1,450(神南店)
カリッと焼いたパンに、とろりとしたチーズとベーコン。こちらも冬に定番のサンドウィッチです。レタスの上に、トマト+ベーコン+チーズ、トマト+ベーコン+チーズと2段重ねているのでボリュームも満点。熱々のとろけたチーズがこぼれないように、丁寧に重ねつつ、トマトと自家製マヨネーズの酸味でさっぱりと味を仕上げます。
食べる時は、両手で持って大胆に召し上がれ。フレッシュなトマトの果汁がこぼれやすいので注意が必要ですが、食べ終わるころには、スタッフが新しいおしぼりをさっとテーブルに置きますのでご安心ください。特別なものは使用していませんし、凝った作りもしていませんが、こうゆうシンプルなサンドウィッチが1番おいしいのかもしれません。

白インゲン豆とローズマリーのスープ ¥1550(二子玉川店)
ふわっと香るローズマリーを感じながら、リラックスして召し上がっていただきたいスープ。味付けはシンプルに、じっくり炒めた玉ねぎの甘さと白インゲン豆のコクを感じてみてください。

カフェのスープは、見た目こそシンプルですが丁寧な下ごしらえと工程を大切に、コクのある優しい味に仕上げています。お腹が空いている。軽めに食べたい。その時々のさまざまなコンディションに合う、ほっとするメニューなのです。合わせる食材もおもしろいので、一度はお試しくださいね。
また、スープのメニューをご注文の際はぜひトーストをたっぷり浸して召し上がってみてください。気づけばぽかぽかした身体で、お腹が満たされているでしょう。
さて、今年はどんな年になるでしょうか。オンラインストアでは、バレンタインに向けてのチョコレートケーキの予約受付が始まりました。みなさまの幸せのひとときに、ささやかながらカフェが寄り添えたら嬉しいです。本年もよろしくお願い致します。
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