いたわりを、整える。
#MARGARET HOWELL#HOUSEHOLD GOODS#SET

かさねる、みたす、整える。

いたわりを、整える。

VOLUME.3

日々の暮らしの、ふとした瞬間、
お茶を淹れてひと休みする、つかの間のひととき。
今日と明日をつなぐ丁度いいリズムの合間には、
淡々と仕事こなす名品たちの活躍の場があります。
連載「かさねる、みたす、整える。」では、
MARGARET HOWELL 神南店につとめる田代呼子さんが、
実用することから感じ得た、ハウスホールドグッズの魅力をご紹介していきます。

Text by Coco Tashiro (MARGARET HOWELL)
Photography by Daisaku Kikuchi
Special thanks to Asaka Fujimori (MARGARET HOWELL)

TURNER & HARPER | 細微を整える、やさしいブラシ。

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TURNER & HARPER

NAIL BRUSH ¥4,620 ONLINE STORE

「ネイルブラシ」と聞くと、女性のためのもの……? と思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。たとえば、お庭やベランダでの土いじり。子どもと公園で砂遊び。手づかみでおいしくいただく料理……などの楽しい時間のあとには、けっこう面倒なお掃除が待っています。

そんなときに頼もしいのが、このターナー・アンド・ハーパーのネイルブラシ。指や爪まわりの落としにくい汚れを綺麗に掃除してくれます。毎日を楽しむすべての方に、ご愛用いただきたいブラシなのです。

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SMALL BRUSH ¥7,700 ONLINE STORE

「スモールブラシ」は、お気に入りのニットの毛玉取りに。私はこのブラシと出会うまでは、刃のついた毛玉取り機を使っていました。すっきりと毛玉が取れるので、それはそれでとても気持ちがいいのですが、毛玉と一緒にそうでない部分も刈り取ってしまうため、ニットがどんどん痩せていってしまいます。

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一方でこちらのブラシでニットを撫でていくと、驚くほどに毛並みが揃います。毛玉を刈り取るのではなく、「ほぐして」くれるのです。ほぐすことのできない頑固な毛玉は、ブラシの中に吸い込まれていきます。余分な毛を取り過ぎずニットの表情を美しく整えることができる、おすすめのスモールブラシ。ちなみにブラッシングをする際は、消しゴムを使うときくらいの「やや強め」のちから加減がポイントです。

またこのターナー・アンド・ハーパーには、柄付きのブラシもあります。コートやジャケットなど、簡単に洗うことができない洋服は、毛の流れに合わせたブラッシングケアがとても大切。小さな汚れをとどめないことで、湿度が高い時季のカビの発生を抑え、綺麗な状態をより長く保つことができます。

みなさんのライフスタイルに合わせて、愛用の洋服などを「整える」のに、ぜひお役立てください。

ANGLEPOISE | 自由自在に動かせる、イギリス生まれの明かり

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1930年代に発案され、スプリング式のデスクランプの元祖と称される「アングルポイズ」。2009年にはロンドンバスや赤い電話ボックスとともに、ロイヤルメールの記念切手の「英国を代表する10のデザイン」として選出されました。

実はこのアングルポイズ、もともとはスプリングメーカーが作った商工業用のランプでした。精密なスプリングと計算された重量バランスによって、わずかな力でシェードの向きとアームの角度をスムーズに調節できるだけでなく、手を離すとその位置で「ピタッ」と止まってくれます。初めて触れるときは、この動きの緩急にきっと感動を覚えるはず。

マーガレット・ハウエルにて販売している「TYPE-75」というモデルは、プロダクトデザイナーであるケネス・グランジによってデザインされたものです。中にはサクソンブルーやイエロー、シェンナといった別注カラーもあります。

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ANGLE POISE

TYPE – 75 ¥46,200 ONLINE STORE

FLOOR STAND ¥22,000 ONLINE STORE

こちらのアングルポイズはランプ本体とフロアースタンドをセットで揃えるのがおすすめです。スタンドがあることでデスクの上だけでなくソファーやベッドサイドでも活躍してくれます。

付属の電球は暖色系の色味なので、私は就寝前のひとときをアングルポイズの明かりのみで過ごしています。もちろん、電球はお好みの明るさのものに交換することも可能です。

*使用可能な電球の口径やワット数など、詳細については、販売しているショップや「パーソナル・ショッピング」へお尋ねください。

ERCOL | 置き方、使い方、過ごし方、いろいろ楽しめるイギリス家具。

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ERCOL

DROP LEAF TABLE ¥327,800

以前の「かさねる」の回にも登場したアーコール。マーガレット・ハウエルのライフスタイルを語るうえで欠かせない存在の家具ですが、今回はダイニングテーブルや、ローテーブルについてご紹介します。

今回、撮影に協力してくれましたこちらのお家では、最近はドロップリーフテーブルを仕事用のデスクとして活用することが多いそう。書類や電卓、ノートを広げ、隣のスタッキングチェアには書類が入ったデイバッグもそっと置かれていました。天板の端になだらかな丸みのあるアーコールのテーブルは、乗せた腕や肘にやさしく、長時間の作業にもストレスがありません。

またテーブルの両はしを「折りたたむ」こともできます。写真のように片方の天板を折って落とし、壁にぴったり寄せてデスクにしたり、広げて45人で囲むダイニングテーブルとして使用したり。一般的なダイニングテーブルに比べ、軽さのあるアーコールの家具。その時々の状況に応じて「ササッ」と動かしながら使っているのだそうです。

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NEST OF 3 TABLES ¥177,100

ネストテーブルというと4本脚のスクエア型が多いと思いますが、アーコールのものは可愛い3本脚。このバランスにアーコールらしさを感じます。

3本脚ゆえに天板が「おにぎり」のようなやわらかい印象の三角形なので、おにぎりの「山」の部分は、お部屋のデッドスペースになりがちな「角」に気持ち良くフィットし、フラットな部分は直線的な壁沿いにぴったり。ゆるやかなカーブを描く天板が、空間の中にやわらかく馴染んでくれます。

また写真に写っているのは2つですが、実はこちら、大・中・小の3つサイズがセットになっています。3点を別々に、小さいお花やオーディオを乗せたり、ソファー前のローテーブルとして愛用したりと、自在な使い方ができるのです。

観葉植物やちょっとした家電を床に直接置かず、ネストテーブルのような小さいテーブルに乗せるとお部屋の空間が広く見えます。さらに掃除がしやすくなるというメリットも!

使ってみてわかった、この優秀さと愛おしさ。

アーコールは、まさに空間を「整えて」くれる家具なのです。

*記載価格はすべて税込です。

  
  • 田代呼子

    2014年入社。6歳からバレエを習い始め、大学ではコンテンポラリーダンスにのめり込むなど、社会人になるまで「踊ること」にほとんどのエネルギーを注ぐ。まちまちに残るローカル映画館がお気に入り。