ブラックミュージックに学んだ「主張」することの大切さ。 音楽にはじまり。
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音楽にはじまり。

ブラックミュージックに学んだ「主張」することの大切さ。

VOLUME.5

「あなたの好きな音楽を教えてください」。
詳しい人も、またそれが人並みの関心だったとしても、
ふと思い起こせば、音楽は人生のさまざまことと結びついているものだと思います。
音楽と失恋。音楽と洋服。音楽と―。
第5回は、DJとしても活躍するアングローバルのPR、小松健也さんの話。

Interview by Soya Oikawa (ANGLOBAL)
Illustration by Shuntaro Takeuchi
Edit by Runa Anzai (kontakt)

「モンスターファーム」というプレイステーションのゲームご存知ですか?音楽CDを読み込ませるとモンスターが誕生するという珍しいゲームで、小学校6年生の頃、双子の兄と家中のCDを掻き集めて遊んでいました。そんなとき、たまたま見つけたのがLauryn Hillの『The Miseducation』で、なぜかよく聴いていたのを覚えています。ちょうど同じ頃に映画『天使にラブ・ソングを2』を観て、劇中に登場する歌手を夢見る生徒役で出演していた彼女にもすっかり魅了されてしまって、それ以降ブラックミュージックに興味を持つようになりました。それまではあまりコレと言って好きなジャンルやアーティストとかはなかったのですが、彼女の力強くてどこか気持ちいいラップが、当時少年だった僕の心に刺さったのだと思います。

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ファッションに関してもヒップホップカルチャーから学んだことがたくさんあります。映画ならSpike Lee監督の『Do The Right Things』や『Wild Style』を、また2000年代初期のヒップホップのミュージックビデオが好きでよく見ていました。コスチュームのような衣装もおもしろいのですが、僕はどちらかというともっと自然体の彼らのカジュアルなスタイルが好きです。

西海岸のいろんなカラーのチェックシャツをなんとも言えない曖昧なグレーのパンツに合わせて、スニーカーはグリーンのエア・ジョーダンだったり。適当に合わせていそうなんだけど実は考えられたカラーの組み合わせがうまくて。そういったスタイルを参考にしながら、普段も基本3色でコーディネートするように心がけています。3色使うことで「この組み合わせはイケてるでしょ」って強気になれる気がするんです笑

趣味でDJをしていた大学生の頃、まだ将来やりたいことが決まってなかった僕にファッションのPRとしての道を開いてくれたのもまた音楽で、クラブやラウンジ、自分で企画したイベントで知り合った方々は今でもお仕事などで繋がっていることが多いです。僕はヒップホップのカルチャーを通じてブロンクスの若者たちの「主張すること」の大切さにとても共感しました。自分たちの主張を熱意を持って発信することは、PRという今の仕事にも深く繋がっていると思います。

  
  • 小松健也

    アタッシェドプレスの経験を経て201810月にアングローバルに入社。

    PRとしてMARGARET HOWELLMHLを担当する傍、週末は映画漬けの日々を過ごし、

    『ゴッドファーザー』からは家族愛を、『モーターサイクル・ダイアリーズ』からは友情を学ぶ。無類のお米と梅干好きで、特に梅干はハチミツが入っていない塩分18%以上がを好む本格派。箱根「藤屋」の二十年漬がマイベスト。